四十肩・五十肩のかたさ(拘縮)を改善させるため3つのポイント(リハビリ開始編)

院長ブログ

前回は四十肩・五十肩のリハビリの必要性についてお伝えしました

「じゃあどうやってリハビリすればいいの?」とご質問をいただきました。

実は、四十肩・五十肩のリハビリは「どの動きで痛みが出るか」「どの動きが苦手(できない)のか」がとても重要になります。そのため「これ(ストレッチ)だけをやっておけば治りますよ」というのはむずかしいです。

お一人一人の状態が違うので、その状態にあったリハビリプログラムが必要となります。

「家でリハビリはできないじゃん」となってしまいますね。

ご安心ください。

今回は、そんな中でもリハビリを始めるにあたって「これだけは確実にやっていただきたいリハビリ」をお伝えします。お時間のあるときに是非お試しください。

【リハビリを行うにあたっての注意点】

痛みがつよければ無理をしない

これは無理をして行ってしまうと症状が悪化することがあります。痛みが強いときは無理をせず、徐々に行ってください。

リハビリをおこなうときの3つのポイント

①振り子(コッドマン)体操

手順1:少し前かがみになり、肩の力を抜いてうでを振り子のようにうごかします

手順2:うでを前後にうごかします(10往復)

手順3:うでを左右にうごかします(10往復)

手順4:大きく円を描くように回します(時計回り10回、反時計回り10回)

これで1セット

この運動を行うにあたって

うでを「動かす」のではなく、肩の力を抜き「ゆらす」ようにしてください。

初めは軽く前かがみ姿勢でおこない、慣れてきたら前かがみを深くしていきます。

②うで回し運動(横向き)

手順1:壁に対して体を真横にし、手をついて行います

手順2:内まわし(反時計まわし)で20秒キープ

手順3:外まわし(時計まわし)で20秒キープ 内外で1セット

③うで回し運動(前向き)

手順1:壁に対して正面に立ち、手をついて行います

手順2:内まわし(反時計まわし)で20秒キープ

手順3:外まわし(時計まわし)で20秒キープ 内外で1セット

この運動を朝夕行ってください。

お風呂の後に行うと効果的です。

できる範囲から行ってください

四十肩・五十肩のリハビリは無理のない範囲で行ってください。もし「やり方がわからない」「もっと詳しく知りたい」とお考えであればお気軽にご連絡ください。当院でも四十肩・五十肩のリハビリを行っております。

柔道整復師・鍼灸師 山田祥二

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