このようなご連絡をいただきました。
「先日の肩こりで検査をすすめていただきありがとうございました。肩こりじゃなく〇〇の病気でした」とご報告いただきました。
「肩こりだと思ったら、実は病気だった」と耳にされたこともあるのではないでしょうか。
そんな「見逃してはいけない危険な兆候」をレッドフラッグと呼ばれます。肩こりだと思っていたら、実は思わぬ病気が隠れていたということなんですね。
今回は、そんな危険な肩こりの見分け方についてお伝えします。
これをご覧になることにより、キケンな病気のサインに気づくことができるかもしれません。
お時間のある時にぜひご覧ください。
危険な肩こりってどんなの?
レッドフラッグと呼ばれるもの以外にも注意が必要な症状があります。今回は当院で問診や治療するにあたり気を付けているポイントをいくつかお伝えします。
〇めまい・耳鳴りをともなう
多くは内耳から影響を受けるものが多いです。症状が何度もおこったり、強い場合には早めの受診をおすすめします。
〇ひどい頭痛をともなう
眼精疲労や肩こりからも頭痛はおこります。しかし、急激な痛み、痛みの強いもの、吐き気や嘔吐をともなう症状が現れた時は要注意です。
〇運動したときに肩が痛む
軽い運動をおこなうと一時的に肩こりは楽になります。しかし、運動してもギューッと締め付けられるような痛みなどがある場合は必ず医療機関を受診してください。
〇背中まで痛みが走る
肩こりだけでなく背中まで痛みが出る場合は頸椎や心臓に原因があることがあります。
〇冷や汗が出る肩こり
冷や汗をともなう肩こり心臓に異常があることがあります。
〇首や肩をストレッチ・治療をしても悪化してくる肩こり
ストレッチや治療をしても変わらない肩こりは要注意です。さらに悪化してくる場合は進行性の病気を疑います。筋肉からの肩こりであれば、ストレッチや治療をおこなうことで一時的にこりが軽減します。
〇手にしびれやこわばり、脱力感のある肩こり
頸椎や脳に異常があるとこのような症状が現れます。もちろん筋肉のコリが原因で起こることもあります。この場合はまず検査を行っていただく方が安全です。
〇発熱や体重減少、増加を伴う肩こり
このような症状をともなう肩こりは進行性の病気が疑われます。特に急な体重の減少がある場合は必ず医療機関を受診してください。
その他にもこのような症状の場合は注意してください。
・ろれつがまわらない
・ものをよく落としてしまう
・顔がこわばる、ケイレンする
・うまく歩けない
・急に物忘れをしやすくなった
・ジッと(安静に)していても痛む
・寝ていてもズキズキと痛い
・胸に痛みがある
・ガンの既往歴がある
・家族が脳疾患になったことがある など。
何科を受診すればいいの?
まずは整形外科を受診してください。その後に精密検査が必要であれば専門の医療機関を紹介されるはずです。
めまいや急激な頭痛、耳鳴りをともなうようであれば脳神経系の医療機関を受診してください。
異常が見当たらない肩こり
検査しても特に異常がない肩こりは筋肉や関節が原因であることが多く、鍼灸や整体が効果的です。
当院でも肩こりの治療は行っておりますが、少しでも気になる症状がみられた場合は専門の医療機関の受診をおすすめしますのでご安心ください。
もしよくわからない症状などがあれば一度ご相談ください。
当院でも問診や検査により症状を見極めて治療いたしております。
柔道整復師・鍼灸師 山田祥二
やまだ鍼灸整骨院077-543-5033住所
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