以前、患者様より「子供がうでをだらんとしたまま動かさないんです。どうしたらいいんですか?」とご相談をいただきました。
子供が腕を動かさなくなり、大声で泣いている。もしくは動かそうとすると泣き出す。そんな時は肘内障(ちゅうないしょう)かもしれません。今回は肘内障について書きました。ぜひご覧ください。
肘内障って?
肘内障はかんたんに言えばヒジの「脱臼(だっきゅう)」です。多くは5歳以下の子供にみられます。
男女比では女児に多い傾向です。
どんなときになるの?
肘内障は
◯急いでいて急に子供の手をひっぱった時
◯子供同士で遊んでいてうでをひっぱられた時
◯子供と手をつないでいて、急に子供がしゃがんだり走り出した時
◯鉄棒にぶら下がった時 などになります。
小さいお子さんの場合
1歳以下のお子さんでは、まだ意思疎通がむずかしいことがあります。しかし、言葉がしゃべれない分大声で泣きます。この場合、ヒジのこの部分(下の写真の○部分)をさわろうとすると腕を引っ込めます。
「ばいば〜い」の動作ができなくなるので、一つの目安になるかもしれません。
肘内障になってしまったらどうすればいいの?
肘内障かも!?と思われたら整形外科、接骨院、整骨院を受診してください。
子供は脱臼していた状態を整えるとすぐに泣き止みます。ケロっとしているお子さんも多いです。もしそれでも泣き続けたり、ヒジが腫れたりした場合はくわしく検査する必要があります。
あせらずに
もしお子さんが手をだらんとしたまま泣いていたらあせらずに整形外科や接骨院、整骨院を受診してください。一度治っても、また繰り返すことがありますが、成長とともに脱臼しにくくなります。
当院でも肘内障の整復を行っておりますので、ご安心してご相談(077−543−5033)ください。
柔道整復師・鍼灸師 山田祥二
やまだ鍼灸整骨院077-543-5033住所
〒520-2152
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