はじめに
気温も30℃を超える日が出てきて、夏本番も近づいてきました。気温が上がると熱中症にならないか不安になられる方もおられるのではないでしょうか。
実際に熱中症になりやすいのは6月〜9月と発表されています。
そんな中、熱中症の予防に筋トレが効果的であるとのニュースがありました。一体どういうことなんでしょうか?
今回は筋トレが熱中症の予防に効果的な理由についてブログを書かせていただきました。
お時間のある時にご覧いただければ幸いです。
熱中症とは
暑い中に長い時間いると、体温の調節がうまくいかなくなり、体の中に熱がこもってしまします。
そうすると頭痛、吐き気、めまいなどの症状が現れます。重症化すると意識がなくなり、非常に危険な状態になります。
これが、熱中症です。
熱中症になりやすい条件
熱中症になりやすい条件として『環境、行動、コンディション』の3つがあります。
環境 【気温が高い 湿度が高い 風が弱い 強い日差し】
行動 【激しい運動 長時間の屋外作業(ex.田畑) 水分補給不足】
コンディション 【体調不良 乳幼児 高齢者 運動不足の人 肥満の人】など。
筋トレが熱中症の予防に効果的な理由
筋肉は中に水分を蓄えることができ、筋肉が太ければ太いほどたくさん水分を蓄えることができます。ですので、筋肉が細い人よりも太い人の方が筋肉の中の水分量が多いため、熱中症になりにくくなります。
もう一つは筋トレをすると血液の循環が良くなり、汗腺が活発になります。汗腺が活発になると「汗をかきやすく」なります。汗をかきやすくなると、体の中の温度を下げることができるので熱中症を予防することができます。
では、どこの筋肉を鍛えればいいのでしょうか。
それは、下半身の筋肉です。なぜならば、人の下半身には太い筋肉が集まっています。この下半身の筋肉を鍛えると、体の中の水分量が増えます。そして、血液の循環も良くなり汗をかきやすくなり、熱中症の予防となるからです。
ですから、下半身の筋肉を鍛える、スクワットやカーフレイズなどをして、熱中症に備えましょう。
熱中症の予防に効果的な筋トレ
スクワット
手順1、背筋をまっすぐにし、足を肩幅くらいに開きます
手順2、つま先はまっすぐ、もしくは少し開きます
手順3、ひざがつま先より前に出ないように注意して、90度ぐらいまでしゃがみます
手順4、1〜3を繰り返します
10回2セットを目安に行いましょう。
ひざに痛みがある方は無理をせず、ハーフスクワット(半分しゃがむ)にしてください。
スクワットに慣れておられなくて、倒れてしまいそうな場合はテーブルに手をついて行ってみてください。
カーフレイズ
手順1、足を肩幅くらいに開き、まっすぐ立ちます
手順2、かかとをゆっくり上げていきます
手順3、かかとをいっぱいまで上げたら、ゆっくり下げます
手順4、かかとが地面につく手前でまた上げます
手順5、その動作を繰り返します
10〜15回2セットを目安に行いましょう。
かかとを上げた時、ふらついてしまうようであれば壁や机に手をついて行ってください。
もし熱中症になってしまったら
もし熱中症が疑われたら、次の応急処置をおこなってください。
①日陰やクーラーのある涼しいところに移動させる。
②経口補水液などの水分補給をする。
③氷のうや冷水、うちわなどで体を冷やす。
※意識がはっきりしていない、自分で水分を摂取できない、症状がよくならない場合はすぐに医療機関を受診してください。
まとめ
いががでしたでしょうか。
今回は熱中症の予防に筋トレが効果的な理由について書かせていただきました。
夏本番までもう少し。今からでもまだ間に合います。ぜひ筋トレをスタートさせて、熱中症に負けない体づくりをしましょう。
このブログがあなたのお役に立てれば幸いです。
柔道整復師・鍼灸師 山田祥二
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