長引く右肩の肩こりでお悩みの50代女性。肩こりを引き起こしていた原因とは?

はじめに

なぜか片方だけ肩こりがひどい

手を上に上げると肩に詰まり感がある

病院に行ったけれど原因がわからない など肩のことでお悩みではありませんか?

こんにちは。滋賀県大津市でやまだ鍼灸整骨院を開業しております山田祥二と申します。

以前、当院にお越しの患者さんで右の肩こりがひどくてお悩みだった方がおられました。

詳しくお話をお聞きすると、2ヶ月前から急に右の肩にこりを感じられたそうです。

最初は軽い感じだったのが日が経つにつれてきつくなってきたとのこと。

心配になり医療機関を受診、検査するも異常がなく悩んだ末にインターネットで調べてこられました。

肩こりつらいですよね。

肩こりがあることで首や肩がつまってきてイライラしてしまったり、何かをするときに集中できなかったり・・・。

ひどくなると頭痛やめまいなどを引き起こすこともあります。

症状が続くことで気持ちが滅入ってしまう方もおられるほどです。

当院にお越しの患者さんは肩こりがあることで、肩がずっと気になって気持ちがしんどくなるとおっしゃっていました。

今回は、そんな肩こりを引き起こしていた原因について書かせていただきました。

肩こりになる原因は様々です。ですでの、今回のブログが同じような症状でお悩みの方の一助になれればと思います。

もしご興味がございましたらお時間のある時にご覧ください。

右の肩こりを引き起こしていた原因

2ヶ月くらい前から急に出てきた右肩のこり。医療機関で検査するも異常なし。

「異常がなくても右肩のこりがきつくてつらい・・・」と真剣にお悩みでした。

一通りお話を聞いていき、今までに右肩を痛めたことはないかとお聞きすると一昨年に右の四十肩になったとのこと。

治るのに一年以上かかったけれど、今はもう大丈夫です」とおっしゃられていました。

問診後に検査をさせていただくと、今回の右肩のこりは四十肩が原因であると推察されました。

患者さんが治ったって言ってるのに肩こりと関係ないでしょ?」と思われるかもしれません。

実は、四十肩(五十肩とも言います)は痛みが取れても後遺症が残っている場合があるんです。

それが肩こりを引き起こすことがあります。

ではどのようにして肩こりになっていったのか?についてご覧ください。

そもそも四十肩(五十肩)とは?

四十肩(五十肩)とは40代から50代にみられる肩に痛みや運動制限を伴う疾患のことです。

四十肩、五十肩と呼ばれていますが、発症年齢による呼び方で特に違いはありません。

医学的には肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)と言い、癒着のひどい場合は凍結肩や癒着性関節包炎とも呼ばれます。

四十肩(五十肩)の発症原因は明確にはわかっていませんが、長年の肩の酷使や姿勢の悪さ、加齢などによるものではないかと考えられています。

四十肩(五十肩)の経過

四十肩(五十肩)は特有の経過をたどります。

主に炎症期、拘縮期、回復期の3段階があり、回復するまでには数ヶ月もしくは1〜2年かかるとされています。

炎症期

初発は何かをしたわけでもなく、急に肩に痛みを感じます。

痛みの程度は人にもよりますが、かなり強い場合が多く、動かすことはもちろん、安静にしていても痛みを感じます。

特に夜間痛(夜の痛み)がひどく、痛みで眠れなくなることも多いです。

この時期は肩に炎症を引き起こしているので、無理な運動やストレッチなどは避けて安静がオススメです。

対策として肩に重力がかからないようにテーピングや三角巾で固定。消炎鎮痛剤やアイシングにより炎症をコントロールしていきます。

拘縮期

肩の激しい痛みはなくなります。ですが、肩関節の中で癒着(関節の中に接着剤を入れたような感じ)しているためあらゆる方向に動かせなくなります。

特に髪をくくる動作(結髪動作)や帯を結ぶ動作(結帯動作)が顕著に制限されます。

この時期から無理のない範囲でのリハビリテーションを行います。

回復期

徐々に拘縮が取れていきます。痛みもなくなり、ある程度の動きまで回復します。

なぜ四十肩(五十肩)の後に肩こりになるのか?

なぜ四十肩(五十肩)の後に肩こりになるのでしょうか?

実は、四十肩(五十肩)か回復期を経て治ったと思っていても、完全に可動域が回復したわけではありません。

特にリハビリをせずに自然治癒した場合、関節の中での癒着が完全に取りきれていないことがあります。

関節に癒着が残っていると、肩を動かす時に動きの悪い部分を肩の筋肉(肩こりになる筋肉)が代わりに動きます。

それが続くと気づいた時には肩こりになってしまいます。

当院にお越しの患者さんも気付かないうちに肩の筋肉を酷使されておられました。

当院の施術

患者さんの肩の動きを検査させていただき、どの動作で癒着が残っているかを確認。

ご本人は「肩に動きにくさは感じない」とおっしゃられていましたが、写真で見てみると左右差があることに驚かれていました。

お体の状態をお伝えして納得していただき施術をさせていただきました。

次の通院までの間に家で簡単にできるセルフケアをお伝えさせていただきました。

セルフケア

手順1:手を前で組みます

手順2:頭をさげ、そのまま手を前に押し出します(肩甲骨を伸ばすようなイメージ)

手順3:その状態で30秒キープします

手順4:ゆっくり元の状態に戻します

一連の動作を一日5回ほど行ってください。

セルフケアのポイント

・ゆっくりした動作で行ってください。

・呼吸は止めないようにしてください。

・体に痛みがあるようであれば、中止してください。

定期的に施術を行うことで肩の動きは改善。それとともに肩こりが楽になったこととお喜びいただけました。

「まさか肩こりの原因が治ったと思っていた四十肩(五十肩)が原因だなんて・・・」と驚いておられました。

何より良くなられてよかったです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は『長引く右肩の肩こりでお悩みの50代女性。肩こりを引き起こしていた原因とは?』について書かせていただきました。

もしこちらをご覧のあなたが同じような時期に同じような症状で肩こりを感じていた場合、四十肩・五十肩が原因かもしれません。

肩こりがあり、「自分は当てはまるかも・・・」と思われたなら一度お近くの国家資格をお持ちの治療院を受診してみてください。

もし「どこに行けばいいのかわからない・・・」とお悩みであれば、当院でもご予約、ご相談は承っております。

お問い合わせはお電話(0775435033)もしくは下記LINEからご連絡ください。

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今回のブログが皆様の健康のお役に立てたなら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

柔道整復師・鍼灸師 山田祥二

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