山歩きをするときに捻挫(ねんざ)しないか不安。そんな方に捻挫の予防に効果的なテーピングの貼り方をご紹介。

院長ブログ

はじめに

こんにちは、滋賀県大津市月輪のやまだ鍼灸整骨院の山田祥二です。

先日、当院にお越しいただいている患者さんに、「ゴールデンウィーク中に山歩きに行きたいんですけど、昔捻挫してから毎回山に行くたびに捻挫しそうで怖い。何かいい方法はないですか?」とお悩みをいただきました。

もう少し詳しくお話しをお聞きすると、何年も前に山歩きしている時、踏んだ石が滑って左足を強く捻挫してしまった経験があったとのこと。なので、山歩きに行った時、また左足を捻挫しないか不安になられていたそうです。

捻挫、痛いですよね。私も以前、中央アルプスに行った時に捻挫しました。その時は痛くてどうなるか心配で景色を楽しめなかった記憶があります。それから山に行く時は捻挫をしなうように対策するようになりました。

もしかすると同じように「山歩きに行きたいけれど捻挫しないか不安」そう思われている方がおられるのではないかと考え、ブログを書かせていただきました。

今回のブログでは山歩きに行く時に足首を安定させ、捻挫を予防するためのテーピングの方法についてご紹介させていただきたいと思います。

とても簡単な方法ですので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

捻挫(ねんざ)とは

まず、足の捻挫についてご説明します。足の捻挫とは、足の関節が本来動かすことのできる範囲以上に動いてしまった状態。いわゆる”ひねられた状態”のことを言います。動かすことのできる範囲以上に関節が動いてしまうと、足首を安定させている靭帯や軟骨が痛んでしまいます。

ひどくひねってしまった場合は、骨折を伴うこともあるので注意が必要です。

山のケガで多い捻挫

実は、捻挫は山歩きのなかで多いケガなんです。どれだけ注意していても、ふとしたことで捻挫してしまうことがあります。

特に帰りの下山中は要注意。疲れて集中力が薄れていたり、帰りという安心感で注意力が低下した時に捻挫の危険性が高まります。

ですので、少しでも捻挫を予防するために、テーピングをしておくと安心です。

捻挫の予防に効果的なテーピングの貼り方

捻挫の予防

手順1:かかとから両足のくるぶしまでの長さでテーピングを切ります。

角は丸めておいてください。

手順2:切ったテープをかかとからくるぶしまで強めにひっぱり貼り付けます。

手順3:テーピングの残った部分をそっと貼り付けます。

※角を丸めておくとテーピングが剥がれにくくなります。

※くるぶしより上のテーピング部分は引っ張らずに貼り付けてください。上まで引っ張ってしまうと、皮膚に負担がかかり痛みが出たり、かぶれてしまうことがあります。

足首を安定させる

手順1:かかとの後ろから親指、小指のでっぱりに向かってテーピングを切ります。

角は丸めておいてください。

手順2:テーピングをかかとから親指と小指のでっぱりに向かって同じ強さで引っ張り貼ります。

手順3:テーピングの残った部分をそっと貼り付けます。

※角を丸めておくとテーピングが剥がれにくくなります。

※でっぱりより先のテーピング部分は引っ張らずに貼り付けてください。最後まで引っ張ってしまうと、皮膚に負担がかかり痛みが出たり、かぶれてしまうことがあります。

これで完成です。

足首をテーピングで上下、左右補強することで、足首が安定し捻挫を予防することができます。

この二つのテーピングは足の上下の動きは制限しないので、ほぼ上り下りに負担はかかりませんのでご安心ください。

テーピングする際のおすすめのタイミング

捻挫予防のテーピングは山に行く前日、できれば夜お風呂に上がった後に貼り付けていただくと効果的です。なぜならば、お風呂に入って皮膚の脂を取った後にテーピングを貼り付けることで、テーピングが剥がれにくくなります。

それでも山へ行くと汗をかいて剥がれてしまうこともありますので、同じ長さののテーピングを二、三枚持っていくと、安心です。

その他切り傷や骨折などの怪我に見舞われることもあると思いますので、山に行かれる際には別途1mほどテーピングを持っていくと安心かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、山歩きをする際に捻挫しないか心配。そんな方に簡単にできる捻挫を予防するためのテーピングについてご紹介させていただきました。

もし貼り方がわからなかったり、貼ったけれど合っているのか不安であれば、一度ご相談ください。

その他のテーピングの貼り方やどんなテーピングがいいのかについてでも大丈夫です。

これからGWに入り山歩きシーズン。テーピングで捻挫を予防して、山歩きを楽しみましょう。

このブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

柔道整復師・鍼灸師 山田祥二

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